骨盤の歪みは、日常での癖や年齢、出産後などによって起こりやすく、ほとんどの方は骨盤が歪んでしまいます。骨盤の歪みを軽減するためには、整骨院で身体の状態を評価し、正しい姿勢に戻すことで筋肉や関節に負担をかけないようにすることが大切です。

また、日々の生活や仕事の中でストレッチを行ったり、週に1回以上の運動習慣をつけておくことも重要です。日常生活での癖として、例えば仕事中の姿勢が悪いこと、足を組むこと、同じ側で荷物を持つことが多く片足に重心が乗りやすいこと、ヒールの高い靴（ハイヒールなど）を履く頻度が多いこと、うつ伏せで寝ることが多いこと、また抱っこの際に腰が反る方などは、骨盤が歪みやすい傾向があります。

骨盤の歪みによる症状はさまざまありますが、代表的なものをいくつかご紹介いたします。

一つ目は腰痛です。骨盤は、上半身と下半身の動きをスムーズにつなぐ役割を持っています。骨盤が歪むことで筋肉にねじれが生じ、血行が悪くなり、やがてコリや痛みにつながっていく可能性があります。

二つ目は冷え性です。骨盤には、さまざまな筋肉が付着しています。たとえば、ハムストリングスと呼ばれる太ももの裏側の筋肉や、太ももの前側の筋肉などです。骨盤の歪みにより、これらの筋肉へ十分に血液が行き届きにくくなり、結果として冷えにつながることがあります。

骨盤が歪んでしまう原因はさまざまありますが、日常生活での癖や運動不足による筋力の低下、女性の場合は出産や妊娠による身体の変化などが挙げられます。

日常生活では、足を組んだり、あぐらをかくことが多い方は、骨盤が歪みやすくなる傾向があります。運動不足による筋力の低下については、大腿の筋肉（大腿四頭筋、ハムストリングス）などが関係しています。これらの筋肉が硬くなったり、筋力が低下することにより、骨盤の動きが制限され、やがて腰の不調などにつながっていく場合があります。

また、出産や妊娠による身体の変化については、妊娠中や出産後は通常よりも骨盤が開いた状態であり、ホルモンの影響も加わることで、骨盤が歪みやすい状態になっているとされています。

骨盤の歪みを放置してしまうと、腰椎ヘルニアやぎっくり腰、肩こりなどの不調が起こりやすくなるとされています。骨盤の歪みを整えることで、これらの症状の軽減が期待できます。

そもそも骨盤が歪むと、身体全体の筋肉バランスが崩れ、肩や腰の筋肉に負担がかかるため、肩こりや腰の不調といった症状が現れやすくなります。

骨盤が前に傾いている方は、反り腰の姿勢となり、お腹が前に出ているような状態になります。反り腰の方は、胸や肩が前に倒れやすくなるため、身体のバランスをとるために腰を反らすことが多く、その結果、腰に負担がかかりやすくなります。

一方で、骨盤が後ろに倒れている方は、猫背のような姿勢になります。後方に倒れないように背中を丸めてバランスを取るため、猫背になりやすくなります。その結果、下腹部がぽっこりと出やすくなり、肩こりや首こりなどの症状が現れることもあります。

骨盤の歪みについては、当院の一番の強みである矯正施術によって、歪みの軽減が期待できます。当院の矯正施術には、ライト矯正・クリニカル矯正・猫背矯正・産後矯正など、さまざまな種類があります。

ライト矯正とクリニカル矯正はいわゆる全身矯正で、頭から足先まで矯正を行い、歪みの軽減を目指します。骨盤の歪みを整えたいとお考えの方には、これらの2つのメニューが特に人気です。

また、猫背の方も骨盤に歪みがある場合が多く、当院では猫背矯正もおすすめしております。骨盤の歪みによって起こりやすい肩こりや巻き肩などの症状についても、軽減が期待できます。

ぜひ一度、当院の施術を体験されてみてはいかがでしょうか。

骨盤の歪みは、長年にわたって積み重ねられることで癖になっていきます。そのため、筋トレと同様に、1回の施術ではすぐに変化が現れるわけではなく、継続的に通っていただくことが大切なポイントになります。

施術の期間については、細胞の変化周期により個人差はありますが、一般的には約3か月ごとに変化が見られることが多いです。3か月で症状の変化が現れ、6か月で症状が安定し、姿勢や歪みにも変化が見られるようになります。9か月を経過すると姿勢や歪みが安定し、12か月ほどで、悪い状態から良い状態に脳が記憶することで、根本的な軽減につながることが期待されます。

期間については、お一人おひとりの目標やなりたい姿に応じて、施術期間を設定してまいります。