悩みタイトル

不眠症の症状としてまず上げられるのは、夜布団に入って眠りにつくのに30分から1時間以上かかる入眠困難というものや、一旦眠りについても翌朝に目が覚めるまで夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒と言われるものや希望して起きる時間、あるいは通常の2時間以上前に起きてしまいその後眠れないなどの早朝覚醒と言われるものもあります。また眠りが浅く眠っても睡眠時間の割には熟睡した感じが得られない熟睡障害と言われるものもあります。よく眠れないため、日中の眠気、注意力の低下や頭痛や疲れなどの体調不良など身体の状態が慢性的に続く状態も不眠症の症状です。

不眠症に対する当院の考え

不眠症とは寝付けなかったり良質な睡眠を得られなかったりすることで日中の眠気、倦怠感や集中力の低下、意欲や食欲の低下につながり体や心に不調が現れる状態となります。女性に比較的多く発症し、加齢とともに発症しやすい傾向がある。
加齢と共に不眠症に繋がる要因としては日中の活動量の低下が主な原因ですがそれだけが問題ではありません。年齢を重ねれば高血圧や糖尿病などの生活習慣病やホルモンバランスの乱れによる病気など様々な基礎疾患を合併するようになりそれが不眠につながってしまう可能性もあります。
また精神疾患とのつながりも強く認知症やうつ病などの睡眠障害が見られます。不眠症の要因は様々ありますがまず多くの人に共通として見られるのは眠れないことへの不安、焦りがとても強く現れているという事です。なかなか寝付けない寝る時間の少なさの焦りから逆に身体がリラックスしなくなり余計に眠れなくなるという悪循環ができてしまいます。簡単に言えば眠くない時は寝なければいいのです。そんな時こそ自分の好きなことや気を紛らわす事をしてリラックスして過ごすことが自然な眠気に繋がるので寝れなくても焦る必要はそこまでありません。

なぜ不眠症になるのか、その原因

なぜ不眠症になるのか原因は様々あります。
身体が病気でそれが引き金でなっているものも荒れば仕事の都合で生活リズムが乱れて起こる不眠や家族の病気や死、仕事での精神的ストレスが原因のものもあります。
うつ病など心の病を背負ってる人も不眠症を引き起こしがちです。また身体的な痛みが起因のものもあります。例えば外傷や関節リウマチなど痛みを伴うものや湿疹や蕁麻疹など痒みを伴う疾患や喘息や頻尿、花粉症などが具体例です。ですが身体的なもので誘発される不眠症は治療することで改善されることがあります。もう一つは薬学的なものです、服用している薬や私生活でのアルコールやニコチンなどが原因でおこるものがあります
代表的な薬としては抗ガン剤、自律神経や中枢神経に働く薬、ステロイドなどです。さらにもう一つ睡眠を妨げる要因として生理学的要因があります。これは海外旅行や出張による時差ボケや受験勉強や職場の勤務シフトによる生活リズムの昼夜逆転などライフスタイルが大きく変わると眠ろうとする機能が低下して不眠症を誘発していきます

不眠症の軽減方法

不眠症の改善方法は不眠症のタイプや年齢にもよりますがまず1番は「今夜は眠れるかな」という不安をなくすことです。今夜も眠れなかったらどうしようと焦ることでより自律神経の中の特にリラックス時に働く副交感神経が働かずより眠りづらい状態になっていきます。このように眠らないとと思い込む入眠儀式が更に眠れない悪循環を生むのでこの場合、入眠儀式をやめることで不眠が改善されることがあります。眠りやすいタイミングはほとんどの人が2.3時間おきにサイクルでやってくるのでそのタイミングを逃さないよう眠れない時は開き直って布団から出ることも大事です。
また65歳以上の方になるとまとまった時間に寝れなくなってしまうのは自然現象なのて日中の生活に特に大きな支障が出なければ睡眠時間が少なくても問題はありません。不眠症の方に全てに共通して言える改善策は毎朝同じ時間に起きて体内時計を乱さないこと、平日と休日の起床時間の差を2時間以内にとどめる事が重要になります。次に夕方以降にカフェインを避ける事、夜寝る2時間前はスマホやテレビを見ずにブルーライトを浴びない事これらは強い光は睡眠の妨げになるのでなるべく見ない方が不眠症改善には繋がります。

当院オススメの軽減メニュー

当院でオススメする不眠症の治療法として様々あるがそのうちの一つは頭蓋骨矯正です。
頭蓋骨矯正はその場で脳硬膜の緊張を解放していきます。これによって脳から脊髄を満たしている脳脊髄液の循環を促進させます。脳脊髄液は脳や脊髄を保護して栄養を与え、老廃物の排泄など行なっております。頭蓋骨がなんらかの原因により動きがなくなりリズムが乱れるとこの脳脊髄液の流れが滞り神経系の負担が増え様々な不調を引き起こします。不眠症の原因の一つに自律神経の乱れがあるので頭蓋骨矯正で脳脊髄液の循環を改善し神経系の負担を軽減すれば不眠症が治る可能性があります。
もう一つは鍼治療です。慢性的なストレスに晒されるとストレスホルモンと言われるコルチゾールというものが過剰に分泌されます。
これが過剰に分泌にされると覚醒状態が続きやすくなりそれにより自律神経も乱れ全身の筋肉が緊張しやすくなりコリが生じます。その為背中や腰が反ってしまいなかなか寝付けない状態を作ってしまいます。鍼治療をする事で鍼の刺激が脳に伝達しストレスホルモンの過剰な分泌が抑えられ覚醒状態を安定させ筋肉のコリをほぐすことで自律神経が整い結果的に不眠症の改善に繋がります。

施術頻度はどのくらいか

不眠症の理想の治療頻度は程度や不眠症のタイプにもよりますがストレスが過剰にかかっている人は腰や背中の筋肉が緊張して神経系の中心である脊髄に大きな影響を及ぼしている可能性が高い為最初の頃は筋肉をほぐすことをメインにほぐして硬く戻ってしまう前に更に筋肉をほぐすことが重要になるので週に2.3回が理想となります。
頭蓋骨矯正は不眠症の治療を行なっていく場合は症状の程度にもよりますが脳硬膜の下にある脳脊髄液は脊髄まで循環しているので自律神経や筋肉に指令を送る神経にも影響を与える為頭蓋骨矯正をすると全身の骨格や筋肉にも影響を与えます。
矯正治療そのものが初期は本来の悪い状態に早く元に戻ってしまう為治療始めたての頃は週2.3回が理想になります。症状が落ち着いてきたら週1にしていき安定した状態を維持できるようにしていきます。