交通事故施術に関する症例
患者様の年代
40代
患者様の性別
男性
ご職業・生活スタイル
立ち仕事、東京と静岡で仕事をしている。
症状の発生時期・きっかけ
車両後方からの追突事故に遭われ、当日よりも数日経ってから症状が顕著になっています。当初は一部の違和感のみでしたが、2日から3日が経過しても痛みが引かず、むしろ背中、首、腰など、日によって痛む箇所が次々と移動している状態です。現在は身体のあちこちに鋭い痛みや重だるさが残り、日常生活に支障が出ておられます。事故の衝撃による典型的な炎症や神経症状が疑われます。
日常で何ができなくて困っていたか?
後方からの追突事故に遭われ、数日が経過いたしましたが、全身の痛みが引くどころか、症状がより明確に現れるようになりました。特に首の可動域が著しく制限されており、首を動かすこと自体が非常にしんどい状態とのことです。日常生活における何気ない動作でも首に負担を感じ、特に左右の安全確認をしようと首を回す際、鋭い痛みが走るためスムーズに動かすことができません。また、痛みは首だけに留まらず、腕を動かす際にも鈍い痛みが残るようになりました。日によって痛む場所があちこちに移動する感覚もあり、事故直後にはなかった不調が次々と現れています。このように日常生活に大きな支障をきたしておられます。
どのような施術を行ったか?
今回の施術では、追突事故による首の可動域制限および上肢への放散痛を軽減するため、多角的なアプローチを実施いたしました。まず指圧により、事故の衝撃で過度に緊張した首から肩、背中にかけての深層筋肉を丁寧にほぐしました。特に痛みの箇所が移動しやすい不安定な状態を考慮し、筋肉の緊張バランスを整えることに注力しています。併せて、遠赤外線による温熱療法を導入いたしました。患部を深部から温めることで血流を促進し、炎症物質の排出と組織の修復を促しています。さらに、神経症状や筋力低下が懸念される部位には、EMSを用いました。自発的な運動が困難な箇所へ適切な電気刺激を与えることで、筋肉のポンプ作用を活性化させ、痛みの緩和と機能回復を図っています。
施術のポイント・解説
指圧のポイントは、衝撃で硬直した筋肉の「緊張緩和」です。追突の衝撃は全身に波及するため、ご本人が自覚されている場所以外にも強い緊張が隠れています。これを手技で丁寧に解きほぐすことで、首を動かす際の抵抗を減らし、スムーズな動作を取り戻せるよう努めます。次に遠赤外線は、表面的な温めではなく「深部体温の上昇」を目的としています。交通事故によるむち打ちなどは、深部の血流が滞ることで回復が遅れがちです。赤外線の熱エネルギーを深層まで届けることで血管を拡張させ、痛みの原因物質を流し出し、自己治癒力を高めます。最後にEMSの活用です。痛みで首や腕を動かせない状態が続くと、筋肉は急激に衰え、さらに硬くなります。EMSで筋肉に微弱な電気刺激を直接送ることで、ご本人が動かさなくても筋肉を収縮させ、ポンプ作用による循環の軽減と、神経伝達の正常化を促します。
通院頻度・期間の目安
事故後の症状を早期に安定させるため、当初1ヶ月間は週3回から4回、可能な限り毎日の通院が理想的です。間隔を空けずに施術を行うことで、移動する痛みや炎症を抑え込み、後遺症のリスクを最小限に抑えることが期待できます。
施術後の変化・現在の状態
通院を重ね、4回目の施術を終えたあたりから心身ともに調子が上向いてこられました。当初は首を動かすことすら困難で、左右の確認もままならない状態でしたが、継続的なケアのおかげで首の痛みも大幅に軽減されています。一時はあちこちに移動していた痛みも落ち着きを見せており、施術による回復を実感されています。このまま良好な状態を維持し、完治を目指して通院を継続される予定です。
患者様からの喜びの声
事故直後は、首の痛みや腕の不快感が日ごとに増していくような不安がありましたが、継続的に施術を受けていくうちに、少しずつではありますが確実に快方に向かっておられます。当初は首を数センチ動かすだけでも強い痛みが走り、日常生活のあらゆる動作に支障をきたしていましたが、回数を重ねるごとにその痛みの角が取れ、動作時の「しんどさ」が少しずつ楽になってくるのを実感されています。あちこちへ移動していた痛みも次第に落ち着き、現在は首の可動域も徐々に広がり、左右の確認も以前よりスムーズに行えるようになりました。まだ完全に痛みが消えたわけではありませんが、一歩ずつ軽減している手応えを感じておられます。この良い流れを止めないよう、引き続き適切なケアを継続し、事故前の健康な状態を目指していきたいと考えておられます。
担当者からの結び・アドバイス
症状の軽減が見られ、首の可動域が広がってきたことは、私たちとしても大変嬉しく思います。しかし、交通事故による損傷は、今回のように「痛みが移動する」という不安定な特性を持っており、調子が良くなったからと急に無理をしてしまうと、症状が再燃したり、慢性的な後遺症に繋がったりするリスクがあります。現在は、指圧や電気施術によって筋肉の緊張が解け始めた段階です。日常生活では、長時間のスマートフォン使用やデスクワークなど、首を一定の角度で固定する動作は極力避け、患部を冷やさないように心がけてください。お仕事や家事など、どうしても負担がかかる場面もあるかと思いますが、完治まであと一息です。少しでも違和感や「戻り」を感じた際は、遠慮なくお伝えください。お1人おひとりのその日の状態に合わせ、最適なアプローチを継続し、事故前の健やかな日常を取り戻すまで全力でサポートさせていただきます。







