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皆さま、腰の痛みやダルさ、ぎっくり腰のご経験はありますか?
日本は腰痛大国と言われています。当院に来院されている患者様の半数以上は腰痛のお悩みです。動けないようなぎっくり腰だけでなく、長く続く腰痛改善のご要望も多く寄せられています。
腰痛の原因は、筋肉・腰椎(関節)・神経に由来するものが大半を占めますが、内臓・ストレス・疾患などに由来するものもあり、注意が必要です。
安静にしていても痛い・動き始めが痛い・同じ姿勢でいると辛い・左右のどちらか一方だけ痛い・重苦しさが取れない・何年も前から張っていて辛い・痺れがある等、お身体の危険信号を放置せず、早めに施術をする事をお勧め致します。 -
腰痛に対する自院の考え
腰痛と一言で言っても、原因や症状・施術方法は異なります。
一時的に大きな負担がかかって起きてしまった腰痛であれば、早期の施術で改善が見込めます。
一方、原因が分からない痛み・何年も前から辛い・マッサージに行っても一時的な改善しかしないと言ったお悩みをお持ちの方は、放置してしまうと今後も辛さが続いたり、悪化してしまうことが考えられます。
継続的に辛さを抱えている方の多くは、亜急性タイプの腰痛です。亜急性の痛みとは、一回の外力で痛めてしまうものではなく、複数の負担が積み重なり、痛みや症状になるものを言います。
・仕事で一日中パソコンに向かっている
・重い物を動かす仕事が主である
・運動不足
・姿勢が悪く身体が歪んでいる
・加齢と共に筋力が低下している
・身体が硬く柔軟性がない
・ストレスを抱える事が多い
・しっかりと休息を取れていない
上記に該当し、「仕方がない・・・」とそのまま我慢している方、諦めないでください!
当院では問診の中で問題点を探り、その問題点に対して必要な施術と生活指導をおこないますので、長く続いた腰痛を改善し、今後の再発を予防することが可能となります。
腰痛は治らないだろうと自己判断せず、症状が深刻化する前に施術を進めていく事が大切です。 -
腰痛を放っておくとどうなるのか
「腰痛は治らない」「ぎっくり腰は癖になる」とおっしゃる患者様がいらっしゃいますが、そんな事はありません。
腰痛になっている原因を探り、それに対して必要な処置を行う事で改善出来ます。
腰痛を放置していても、自然と治ってしまう事は少なく、徐々に悪化してしまうことが多いです。
「ぎっくり腰になってしまった」「長く座っていられなくなった」「痺れや感覚異常が出てきた」など症状が重くなるほど、改善には時間がかかってしまいます。
特にヘルニア・脊柱管狭窄症など関節のトラブルを起こしてしまった場合にはマッサージで改善出来る問題ではなく、手術が必要になってしまう方もいらっしゃいます。
関節・軟骨は消耗品であり、減ってしまってから元通りになる事はありません。また、ご自身では関節の消耗をなかなか気付けないものです。
危険信号として腰の辛さを感じているのであれば、安易に自己判断をせずにぜひ整骨院にご相談ください。症状が悪化して手術が必要になってしまうと、身体面・精神面・金銭面などで多くの負担がかかります。
日々の忙しさから施術を後回しにしてしまう患者様も多いのですが、異変があればぜひお早めにご相談下さい。 -
腰痛の改善方法
腰痛の原因には、筋肉の緊張や血行不良・柔軟性の低下が挙げられます。
お身体を酷使し、負担の積み重なった状態の回復には手技療法を基本とし、症状やご要望に合わせたオーダーメイド施術をご提案させて頂いています。
●急性の痛みや早期回復が必要な場合
手技療法に加え、鍼施術・特殊電圧施術を行っています。患部の安静を保つよう、必要に応じてテーピングや骨盤ベルト・コルセットの処方も行っています。
●長く続く腰痛や根本治療が必要な場合
長く続いている腰痛には原因があります。根本的な改善や、将来的なリスクを軽減する為にはしっかりと継続的な施術が必要になります。お身体の歪み・姿勢不良に由来する腰痛に関しては、骨格矯正施術を行っています。一回の施術でお身体のバランスを整え、負担の軽減は可能ですが、長年積み重ねた癖は数日間で元に戻り、同じ生活習慣の負担が積み重なれば、また同じ症状が出てしまいます。
日常生活でお身体に負担の少ない本来の骨格を取り戻すには、一定の期間と施術ペースが必要になります。根本から改善し、今後起こりうるリスクを軽減するために、患者様の多くは施術期間を決めて、通い放題の定額制プランで施術を進めています。また、筋力低下により、なかなか姿勢が安定しにくい方には特殊な電気施術器【EMS】を用いた筋トレメニューが人気です。 -
腰痛にはどんなメニューがおすすめですか?
患者様のお身体とご要望を確認させて頂き、お一人お一人に合わせたオーダーメイド施術のご提案を行っています。
腰痛施術には、手技療法を基本として、鍼施術・特殊電気施術・骨格矯正施術・筋膜ストレッチなどを組み合わせて施術を進めると早期回復が見込まれます。 -
改善するにはどのくらいの頻度で通えばいいのか
急性腰痛(ぎっくり腰)であれば、可能な限り毎日の通院が必要です。
炎症を抑え、患部を安静に保ち、自然治癒力を高めるように施術させて頂いています。
根本改善を目的とし、骨格矯正で施術を進めていく場合では、矯正後に効果が持続出来るのが数日間である事から、最低でも週に1回・理想は週に2~3回を目安に施術を重ねて行きます。
患者様の症状・ご要望・生活習慣・ご年齢などにより適正な頻度は異なりますので、お一人お一人に合わせてご提案させていただきます。
また、毎日通院されるのが困難な患者様も多数いらっしゃいますので、日常生活で取り入れると良いトレーニング法やストレッチ法、注意すべき点などもアドバイスさせていただいております。
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腰痛関連でよくある質問と回答①
腰椎分離症ってなに?
分離症によって生じる腰痛は10~15歳頃から生じますが、青少年から高齢者まで広い範囲に腰痛や下肢痛・しびれが出ます。
多くの方が中学生頃に、ジャンプや腰の回旋をする事で腰椎の後方に亀裂が入って起こります。ケガをするように1回だけで起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返して腰椎を反らしたり回したりすることで起こります。一般の人では5%程度の方が、スポーツ選手では30~40%の人が分離症になっていると言われており、症状は腰の痛みと、お尻や太腿の痛みなどが出る場合があります。
痛みは腰椎を後ろに反らせた時に強く現れます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答②
分離すべり症ってなに?
分離症は10代で起こりますが、この状態が放置されてしまう事で、分離した部分の腰椎の安定性が失われてしまい、上下の骨にズレ(すべり)が生じてしまいます。それが原因となってその後、徐々に「分離すべり症」に進行していく場合があります。
すべりの程度にもよりますが、症状として腰痛と坐骨神経痛があります。すべりが強度になってくると、腰椎の後ろを走る脊髄神経が圧迫されてしまい、下半身に痛みやしびれが出現します。
また、長い距離を歩くと痛みやしびれが出現し、かがむことで楽になる「間欠性跛行」(かんけつせいはこう)と言う症状も多く見られます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答③
変性すべり症ってなに?
原因は不明と言われていますが、多くは加齢とともに椎間板や靭帯、関節など腰椎を固定している組織の安定性が失われて、積み木のように連なる腰椎が、前方へ滑り出してしまい起こる症状が「変性すべり症」と言います。
すべりの程度にもよりますが、症状として腰痛と坐骨神経痛があります。すべりが強度になってくると、腰椎の後ろを走る脊髄神経が圧迫されてしまい、下半身に痛みやしびれが出現します。
また、長い距離を歩くと痛みやしびれが出現し、かがむことで楽になる「間欠性跛行」(かんけつせいはこう)と言う症状も多く見られます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答④
腰部脊柱管狭窄症ってなに?
この病気は長い距離を続けて歩くことができない疾患です。
腰痛はあまり強くなくて、安静にしている時にはほとんど症状はなく、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、大腿や膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。
すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
進行すると、下肢の力が落ちたり、尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。
脊柱管は脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、神経の通る脊柱管を狭くなって、それによって神経が圧迫を受け、神経の血流が悪くなって脊柱管狭窄症が発症する。
中高年に発症することが多く、また背骨を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり、前に曲げると広がるので、歩行と休息を繰り返す間欠性跛行が起こります。
日常生活で姿勢を正しく保つ事が必要で、手術ではない施術としてはリハビリテーション、コルセット、神経ブロックや脊髄の神経の血行を良くする薬などがあり、これらで症状が改善することもあります。
歩行障害が進行し、日常生活に支障が出てくる場合には手術を行うこともあります。 -
腰痛関連でよくある質問と回答⑤
腰部椎間板ヘルニアってなに?
腰やおしりに痛みが走り、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなる疾患です。
背骨が横に曲がり(側弯)、動きにくくなり、重いものをもったりすると痛みがつよくなることがある。椎間板は背骨をつなぎ、クッションの役目をしている。その一部が出てきて神経を圧迫して症状が出ます。
悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが多いです。
下肢伸展挙上テスト(膝を伸ばしたまま下肢を挙上して坐骨神経痛の出現を見るテスト)や下肢の感覚が鈍いかどうか、足の力が弱くなっていないか等で診断します。X線(レントゲン)撮影、MRIなどで検査を行い診断を確定します。
MRI画像で椎間板が突出していても、症状が無ければ多くの場合は問題はないです。
痛みが強い時期には、安静を第一に考え、コルセットをつけたりします。消炎鎮痛剤の服用や坐薬、神経ブロックを行って、痛みをやわらげます。痛みが軽くなれば、牽引を行ったり運動療法を行っていきます。